不妊治療がどのくらい痛いか知りたい方へ。
現在不妊治療しようと思ってるけど、注射や検査、治療が痛そう・・・我慢できるのかが不安・・・と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
<本記事の内容>
1.不妊治療で痛いと感じる時
2.痛みを極力避ける方法
この記事を書いている私は、不妊治療歴約3年のアラサー。
全ての不妊検査と人工授精(4回)を体験しているので、記事に信憑性があると思います。
不妊治療は不安なことも多いと思いますが、わかると安心できることもありますので、順番に見ていきましょう!
1.不妊治療で痛いと感じる時
次の6点が、痛いタイミングです。
その①:血液検査
その②:ホルモン注射
その③:内診検査
その④:卵管造影検査
その⑤:人工授精
その⑥:体外受精(先輩の体験談)
その①:血液検査
今の自分の身体のホルモン値などを測る際に行われるものです。
一般的な採血と同じくらいの痛みなので、過度に心配する必要はありません。
なぜこの検査が必要かというと、生理周期(今日は生理から◯日目)だけではわからない、ホルモンの値を調べる際に必要になります。
排卵日がいつなのか、排卵はうまくいっているのか・うまくいきそうかなど、数値から読み取れることが多くあります。
病院によっては、来院のたびに検査する場合がありますが、献血とは違うので、めちゃくちゃ多く血を抜かれることはありません。
みなさんも、学校や会社での健康診断の時に血液検査をされたことがある方がほとんどなのではないでしょうか。その痛みと同程度です。
私は健康診断の時に一度気分が悪くなったので、クリニックでも寝て採血をしていただいています。
その②:ホルモン注射
ホルモンを体に注射します。注射する部位は、だいたいお尻もしくは肩の筋肉です。ぶっちゃけ、結構痛いです。
先ほどの血液検査とは違って、皮膚の表面ではなく、筋肉に打つものなので、針が深く刺さります。
私の痛み体験談としては・・・
お尻か肩か選ばせてもらえる病院なので、お尻に注射してもらっています。
ちなみに、片方ばかりのお尻だとバランスが悪い感じがしてしまうので、左右交代しながら打つようにお願いしています。(効果の程は謎)
毎回、針が刺さるたびに足の先がピクッと動くほど鋭い痛みが走ります・・・。
我慢できないほどではありませんので、ホルモン注射があるからといって、前日から憂鬱になってしまうほど痛いわけではありません。
その③:内診検査
内診台に乗って、子宮内膜・卵胞の大きさ・卵の数などを検査します。
お股に器具が入って上下左右に動かされるので、人によっては痛みを感じることがあるかもしれません。
しかし、子宮頸癌検診や、婦人科にかかったことがある方はどの程度の痛みかわかると思いますが、ほとんど痛みを感じることはありません。
ただ、個人差やその日の体の状態によっては、グイグイ押されたりする時に若干の鈍痛を感じることはありますので、記載させていただきました。
私の体験としては、緊張して体に力が入りすぎていると痛みを感じやすい気がします。
なるべくリラックスして、力を抜くことをおすすめします。
内診検査は、生理中を除き結構な頻度で行われます。
そのため、最初は怖いと思っていてもだんだん慣れてくるので、安心してください。
その④:卵管造影検査
卵管に造影剤を入れて、卵管の詰まり具合を確認する検査です。
不妊の原因は、卵管の詰まりによって起こる可能性があります。詰まっていると、精子と卵子がうまく出会えないためです。
検査と同時に、造影剤を流し込むことで詰まりを軽減するという役割も果たします。
この検査で伴う痛みは、個人差がとても大きいようです。痛みに個人差があるのは、「詰まっている人ほど痛い」など、諸説あるんだとか。
私の体験談としては・・・かなり痛かったです(涙)
痛み度合いとしては、生理痛と急な下痢の痛みが同時に来たような感じの痛みでした。
私の通っていた病院では痛み止めを飲むことを勧められていたので、処方されたロキソニンを飲んでから挑みました。
痛み止めを飲んだ方がスムーズに検査が進むそうなので、おすすめです。
万が一、どうしても痛みに耐えられなくなってしまった場合は中止という選択肢もとらせてもらえました。
具体的な当日の流れや痛みを解説した記事があるので、特に卵管造影検査が不安な方は卵管造影検査の痛み・流れ【具体的な対策方法】をご覧ください。
その⑤:人工授精
タイミング法だけではうまく妊娠できなかった場合、ステップアップとして人工授精という方法が取られます。
精子を採取し、直接子宮に入れていただく時に痛みを伴う場合があります。カテーテルで直接子宮口から入れる時に、傷ついたりするようです。
私は毎回、鈍痛のような感じの痛みがします。
そして、私は毎回出血していたので、人工授精直後はなんともなくても、ナプキンをしておくことをおすすめします。
血が出るということなので、それなりの痛みはありますが、痛いと感じる時間も1〜2分。我慢できないほどではないので、そこまで憂鬱にはなりません。
むしろ、人工授精をすれば妊娠確率が上がるかもしれない・・・!と思うと、なんだか嬉しくなるので、このくらいの痛みなんて大したことないと自分を励ましながら受けていました。
こちらも心配しなくてOKです。
その⑥:体外受精(先輩の体験談)
こちらは私自身がまだ受けたことがないので、私の先輩の体験談を載せておきます。
体外受精の採卵の際には基本麻酔を打ってやることがありますが、麻酔を打たなくても受けられる病院もあるそうです。
先輩は痛みに強い自信があったらしく、麻酔なしでやったそう。
結果的に言うと、どうやらめちゃくちゃ痛かったらしいです(笑)
先輩は無事1回の体外受精で授かったそうなのですが、「もう一度同じことをするなら、絶対に麻酔する!」と言ってたので、麻酔する方が一般的にはおすすめだと思います。
私がピックアップしたのは上記の6つのタイミングでした。
ここからは、やっぱりどうしても痛いのが不安・・・と思う方に、極力痛みを避けたい方向けの方法をアドバイスしますので参考にしてください。
2.痛みを極力避ける方法
不妊治療では、痛みを伴うのは仕方ないことだとわかりましたね。
痛みをなくすという選択肢は、治療を受けない・検査を受けないことになるので現実的ではありません。
ここでは痛みを物理的に、もしくは精神的に減らす方法をご紹介します。
以下の3点が具体的な方法です。
その①:先生に先に話しておく
その②:麻酔という選択肢を取る
その③:痛みについて知る
その①:先生に先に話しておく
これは結構有効なやり方なんじゃないかと思います。
具体的には、「私は痛みに敏感で弱いので、なるべく痛くない方法でお願いしたいです」という一言を先生にお伝えしておくことです。
こういったことを伝えておくことで、
・不安を取り除いてくれる
・痛みを避ける選択肢を与えてくれる
・なるべく痛くない方法をとってもらえる可能性がある
・・・などといった配慮をしていただけることがあります。
具体例でいうと、不妊治療ではありませんが、私が数年前に受けた健康診断の時にこんなことがありました。
私は先述の通り血液検査で倒れたことがあるので血液検査に対して憂鬱で、「血液検査が怖いんです」と看護師さんにお伝えしたら、細い針を使っていただけたことがありました。
普段の血液検査と比べると全然違い、ほとんど痛みを感じませんでした。
不安なことを直接伝えることで回避できることもあるんだと実感できた体験です。
全ての不妊治療で痛みを無くせるかは分かりませんが、患者さんの痛みを回避することで、先生側もスムーズに診察を行えることもあるので、正直に話した方がお互いに楽になります。
「そんなの関係ねぇ!」って怒鳴ってくる人はよっぽどいないと思うので、不安であれば伝えてみることをお勧めします。
その②:麻酔という選択肢を取る
これは体外受精をした先輩の話にのっとる形で、選択肢があれば麻酔をしても良いと思います。(麻酔のリスクはあるので先生と相談して決めることではありますが。)
先輩は、痛みに強い方だったという自信があったのに加え、麻酔をするとお金がかかるから我慢して麻酔なしでやってみようと思ったそうです。
体外受精の痛みは、痛いその瞬間だけではなく、体外受精をすると決まってから当日までずっと痛みを想像してしまいますよね。
私はその「想像の痛み」がとても辛かったです。
その辛かった時というのは、卵管造影検査の時。
痛いというイメージが強すぎて、怖くて怖くて、前の日の夜の夢でお腹を刺されるという悪夢を見てしまったくらい、精神的な痛みを感じていました(涙)
実際に検査を受けてみたら、確かに痛いんですが、想像するたびに考えていた時間の方が痛かったという気がしています。
なので、もし避けられる状況なのであれば、痛みに相当な自信がない限り私は麻酔を打とうと思っています。
その③:痛みについて知る
痛いのが怖くてどうしようも無い!誰か助けて!
そんな叫びに答える本がありました。
痛みの考えかた しくみ・何を・どう効かすという本で、「痛み」について分かりやすく書かれているそうです。
口コミの評判も高いので、痛みの恐怖から少しでも逃れたい方には参考になる本ではないでしょうか。
以上、不妊治療の痛みと対策方法について具体的に解説してみました。
今後も不妊治療に対しての疑問や不安が取り除けるようなコンテンツを上げていこうと思いますので、よろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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