こんにちは、リミックスです。
今回は、M-1の第1回から2019年までの歴代トップ3を表にまとめてみました。
まとめてみると、気付いたことがたくさんあったので紹介したいと思います。
まずはこちらをご覧ください。
<分かったこと4点>
・最終決戦に残れるのは常連組が多い
・優勝は今まで最終決戦に残れなかったコンビが多い
・なかなか優勝できないコンビは前年を超えられていない
・2回の優勝達成は難しい
<最終決戦に残れるのは常連組が多い>
2001年〜2019年の15年間で、最終決戦枠に残れるのは45組。
その中でも、2回以上トップ3にランクインしているのは、色付けした24組のコンビの方々。
単純計算して53.3%、半分以上が今までに最終決戦に残ったコンビでした。
最終決戦に2度以上ランクインしたコンビが残らなかった年は、初年度を除いて2007年と2019年の2年のみ。
これだけを見ると、漫才の面白いとされるトップの方達は飽和状態になっているようにも見えますね。
昨年のM-1グランプリ2019は初出場での決勝進出コンビが多かったこともあり、新鮮なメンバーとなり、ミルクボーイさん、かまいたちさん、ぺこぱさんの3組とも売れっ子芸人として活躍しています。
<優勝は今まで最終決戦に残れなかったコンビが多い>
今まで最終決戦に残った経験があり、その後優勝を勝ち取ったコンビは、フットボールアワー、アンタッチャブル、笑い飯、銀シャリの4組。
15組中4組ということで、26.7%という約4分の1という結果になっています。
特にフットボールアワーとアンタッチャブルは、前年の勢いがすごかったので、今年の優勝はこのコンビだな〜というのが視聴者さんも予想がついていたくらいカタイ優勝候補だったと思います。
しかし、優勝は初めて最終決戦に残ったコンビが多いのが一目瞭然です。
その理由としては、逆に言うと何度も最終決戦に残っていると不利な点があるということも言えます。
まず、何度も最終決戦に残っているということは、自分のネタを何度もM-1の舞台で披露しているということ。
そうなると、審査員の方々やテレビの前の人達も、
「このコンビはこういうネタをする」
という記憶があったり、
「前のネタはすごく面白かったけど今年はどうだろう?」
というように、勝手にハードルが上がってしまうのが優勝達成に難しい点だと思います。
「このネタだったら絶対に優勝できる!」
という確信の持てるネタを、毎年のように作ることは難しいことですよね。
結果として、今まで誰も見たことが無く、審査員もテレビの人達にも新しく映り、衝撃的に面白いコンビが優勝しやすいということが言え、最終決戦初進出の優勝者が多くなっていることが伺えます。
<なかなか優勝できないコンビは前年を超えられていない>
複数回に渡って最終決戦にランクインするにも関わらず、優勝を逃しているコンビは、麒麟、ジャルジャル、和牛の3組。
とても興味深いのは、麒麟は3年連続3位、ジャルジャルは1年飛んで連続3位、和牛は3年連続2位。
結果論かもしれませんが、同じ順位を取っているということは、過去の自分の順位を超えられなかったということが言えます。
世間も審査員にも「面白い」認められているのに、なかなか優勝できないのは悔しいです!
<2回の優勝達成は難しい>
こちらの表からは、フットボールアワー、NON STYLE、パンクブーブーが優勝後にもう1度チャレンジをしていることがわかります。
見てわかる通り、M-1を2回以上優勝されたコンビは今までにいらっしゃいません。
2006年のフットボールアワーは第2位の大健闘でしたが、実は決勝第1ラウンドの点数を見るとチュートリアルに24点差をつけられています。
第1ラウンドとの点差を大きくつけてそのまま優勝した年は、2004年の34点差のアンタッチャブル、2005年の26点差のブラックマヨネーズに次ぐ3番目の点差になります。
(2010年は24点差で笑い飯が優勝しているので同じ点差となっています。)
審査員の人数にも差があるので正確ではありませんが、
やはり一度優勝した後にもう一度優勝を目指すということはかなりハードルが高いことがわかりました。
いかがでしたでしょうか。
M-1が開催されてから20年の月日が経ち、15回も行われてきましたが、トップ3を見るとやはりとても豪華なメンバーになっていることがわかりますね。
また違う角度からも考察をしていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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2019年優勝者ミルクボーイのネタ、 「モナカ」の漫才をオードリーがやってみたら?、というオリジナル漫才を作った記事もあります。
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